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TOKYO保育人財フォーラム2026 開催報告

テーマ:東京都における保育人財の視点 ― 確保から、共同育成へ

2026年10月23日(金)、新宿アイランドウィング16Fにて「TOKYO保育人財フォーラム2026」を開催いたしました。保育・幼児教育・養成・行政・企業など、立場の異なる皆さまが一堂に会し、「東京でやるなら、何ができるか」を共に考える半日となりました。多くの皆さまのご参加・ご登壇・ご後援に、心より御礼申し上げます。

■ 開催

日時2026年10月23日(金)14:30〜18:00
会場新宿アイランドウィング 16F(キタムラホールディングス)
参加保育・幼児教育・養成・行政・企業など、立場の異なる参加者45名(5名×10グループの討議形式)。ほかに登壇者8名・運営3名。
主催こども未来政策研究会・東京 / 東京都保育士養成連絡協議会
後援東京都
▲ ご参加・ご登壇の皆さまとともに(当日の集合写真)

■ プログラムと内容

開会・趣旨説明 主催者挨拶に続き、保育をめぐる現状――保育サービスの利用は増え続ける一方、保育士を育てる養成施設への入学者は減少している――を共有しました。そのうえで、人材を「確保」することに加え、行政・養成校・保育現場が手を携えて育てる「共同育成」への転換を、本日のテーマとして提示しました。

基調講演 仁愛女子短期大学・石川 昭義 先生より、「福井県における養成校・行政・保育現場の協働による保育人材確保の実践」と題してご講演いただきました。すでに動き始めている連携の“到達点”を具体的にお示しいただき、以降の議論の確かな土台となりました。

話題提供リレー 東京都・こども家庭庁・高校(進路指導)・保育所・幼稚園・認定こども園/小規模・養成校の7つの立場から、各10分の話題提供をいただきました。制度と現場の双方から、人材確保の課題と可能性を立体的に共有する時間となりました。

(ご登壇:谷本 健一 様〔東京都〕/馬場 耕一郎 様〔こども家庭庁〕/森川 美智恵 先生〔高校〕/池田 順道 先生〔保育所〕/内野 光裕 先生〔幼稚園〕/齋藤 祐善 先生〔認定こども園・小規模〕/猪熊 弘子 先生〔養成〕)

■ グループ討議「東京でやるなら、何ができるか」

10グループに分かれ、具体的な提案を出し合いました。寄せられた数多くの提案は、次の5つの視点に整理されました。

① 知ってもらう・魅力を伝える SNSでの発信、卒園児DAY、保育の専門性への社会理解の促進 ほか

② 入口をつくる 小中高・地域との体験の機会、家庭科での保育、有償ボランティアの支援 ほか

③ 間口を広げる 社会人が働きながら資格を取得する支援、多様な担い手の確保 ほか

④ 育てて定着させる 奨学金・養成校への支援、実習の見直し、処遇・福利の充実 ほか

⑤ 連携・仕組みで支える 行政との協働、地域限定の資格、免許の一元化、加算・体制整備 ほか

提案は、各園・各自で“明日から”取り組めるものと、制度・予算で動かす政策提案の双方にわたりました。なかでも、小中高・地域との「接点づくり」が、全グループに共通する最大の論点となりました。

【代表的な提案(抜粋)】

・園のSNSで、保育士として働くことの魅力を具体的に発信する 〔①魅力発信/現場〕

・中学校の職場体験や、部活動に「保育体験部」をつくる 〔②入口/現場〕

・社会人が働きながら保育士資格を取得できるよう、受講料を補助する 〔③間口/政策〕

・奨学金の代理返済や、返済要件の緩和 〔④定着/政策〕

・地域の実情に応じた「東京限定保育士」など、地域限定の資格制度 〔⑤連携/政策〕

・幼稚園・保育士の免許の一元化 〔⑤連携/政策(国)〕

・地域連携コーディネーターを配置した園への加算 〔⑤連携/政策(補助)〕

■ 全体総括・次のステップ

総括では、本日の提案を束ね、行政・養成校・園・学校が一つのテーブルにつく常設の連携の場――「東京都保育連携協議会」――の設立に向けて歩みを進める方向を、会場全体で確認しました。各園・各自でできることは持ち帰って、制度・仕組みで動かすことは関係者とともに、一歩ずつ進めてまいります。

本フォーラムで生まれたつながりと提案を、東京の保育人材をめぐる次の取組へとつなげてまいります。ご参加・ご登壇・ご後援を賜りました皆さま、ならびに会場をご提供いただきましたキタムラホールディングス様に、改めて深く御礼申し上げます。

主催:こども未来政策研究会・東京/東京都保育士養成連絡協議会  後援:東京都